洗顔後のお手入れ、まずつけるのは化粧水という方が多いと思います。
その化粧水、あなたはどんな基準で選んでいますか?
「値段を見てなんでもいいからつけている」「本当に自分の肌に合っているのかわからない」という女性も多いようです。
実は年代別に化粧水を選ぶ基準が変わってくるのをご存知でしょうか?
お肌のトラブルを招かないためにも、あなたに合った化粧水選びをご一緒に見ていきましょう。
肌は年齢によって変化する
女性は思春期頃から自分のお肌やメイクに関心を持ち始めますが、お肌に合うお手入れについて正しい知識を持っているかというと、難しいようです。
10代はニキビケアさえすればいいと思いがちですが、お肌によっては逆効果になることも。
また40代になっても10代と同じニキビケアをしていては、やはりトラブルを招きかねません。
「今の」自分の肌質と相談しながらケアすることが、一番大切なことなのです。
10代はシンプルケア
思春期を迎え、体の変化が一番大きな10代は、お肌もとても敏感に変化しています。
特にホルモンバランスの変化から男性ホルモンが優位な状態になり、皮脂が過剰に分泌されることもあるので、皮脂への対策は必須です。
そもそも10代のお肌は油分と水分が豊富で、はじけるような弾力があります。
この時期に美容効果の高い化粧水をつけていると、栄養や油分が過剰になる可能性があり、ニキビを作る原因にもなりかねません。
10代のお手入れは「落とす」「潤す」というシンプルケアを徹底しましょう。
部活などで紫外線を浴びる時間が長くなると、日焼け止めをつける方も多いと思います。
きちんと落とすためにも、洗顔は毎日欠かさずしてください。
ただし、手の平でしっかりと泡立てた泡を顔にのせて、くるくると円を描くようにやさしく洗います。
敏感なお肌をごしごしこすることは厳禁です。
洗顔後は水分を入れるためのさらっとした化粧水をつけます。
この時オールインワンタイプや、美容液配合の化粧水を選ぶ必要はありません。
あくまでも水分を補給することを重視して、栄養を過剰に与えることは避けましょう。
手の平に化粧水を出したら、顔全体を包み込むようにして、ゆっくりと水分を肌の奥まで押し込むように入れてあげましょう。
最後にクリームを薄くのばして完成です。
クリームは水分の蒸発を防ぐためのふたの役割をしますが、べたべたするほどつけるのではなく、薄くのばすことを意識しましょう。
20代は変化に対応して
20代になっても成長ホルモンは活発に働いています。
特に20代前半は女性としての魅力にあふれ、ホルモンの働きも活発な時期です。
しかし20代後半になるとその勢いは弱まり、ホルモンの働きは緩やかに下降していきます。
この変化にきちんと対応することが20代のお手入れには大切なのです。
「私の肌はオイリーだから、化粧水はさっぱりタイプ」
「私は乾燥肌だから、化粧水はしっとりタイプ」
単純に思っている方も多いと思いますが、気づかないうちに少しずつ肌質が変化している可能性が高いのです。
全般的には20代前半は皮脂分泌が盛ん、後半は乾燥気味、と言えますが、やはり肌の状態は人それぞれ違います。
また普段はオイリーなのに今日は乾燥気味というように、生活によっても状態が変化することも多いです。
自分のお肌を毎日観察して、いち早く化粧水を切り替えること。
これが20代女性のかしこい化粧水選びと言えるでしょう。
おすすめは、お手持ちの化粧水の敏感肌用を合わせて持っておくこと。
最近肌の調子がイマイチという時にも、今日はピリピリするという時にも、肌を刺激しない化粧水があれば、ひどくなることを防げます。
20代は社会に出て初めてメイクを覚える方から、新しいメイクに果敢に挑戦する方など、実は肌を酷使している女性が意外と多いのです。
新陳代謝も活発で肌の回復力がある20代前半では、それほどトラブルを感じない場合が多いです。
しかしこの時期の挑戦が、徐々に肌を傷めてしまう可能性があります。
肌の回復力に頼るだけでは、いずれ無理がたたって大人ニキビや乾燥や炎症で赤くなるなど、トラブルを引き起こしてしまうかも。
新しいメイクをした週末はすっぴん肌で過ごしたり、敏感肌用の刺激の少ない化粧水で肌を労わる、などお肌の声を聞く時間を持つことも大切です。
10代20代の化粧水の選び方まとめ
新陳代謝が活発で、はじけるような弾力を持つ10代20代のお肌は、本来は何もしなくても健康的で美しいものです。
しかし過剰なメイクや夜遊びなどで無理を重ねると、次第にお肌の状態に影響が出てしまいます。
将来の美肌を保つためにも、今のお肌に合う化粧水でお手入れをしてくださいね。
今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。