お肌には、一人一人個性があります。
常にカサカサと乾燥している「乾燥肌」の人もいれば、常に顔表面がベタベタしてしまう「オイリー肌」の人います。
しかし、一方で「同じ顔表面なのにカサカサしている部分とベタベタしている部分がある」という人もいるのです。
乾燥部分とオイリー部分をあわせもつタイプを「混合肌」といいます。
今回は、混合肌の人が悩みがちな「化粧水選び」についてお話しします。
混合肌の人は「乾燥肌」にあわせる
混合肌タイプの人は、乾燥部分とそうでない部分との差が大きいため、化粧水を選ぶときに苦労している人が多いようです。
オイリー肌の人は、お肌表面に油分はあるため、化粧水はさっぱりとしたものを選びがちです。
そして、乾燥肌の人は油分をしっかり与えたいため、化粧水も乳液も比較的しっとりしたものを選ぶのです。
混合肌の人は、部分ごとに状態が違うため、化粧水選びは個人の嗜好に任せている人が多いようです。
しかし、混合肌の人も「しっとりタイプの化粧水」をおすすめします。
なぜならば、混合肌の人はついべたつきがちな部分が気になるものですが、必要以上に皮脂が出ているということは、お肌が何かしらの原因からお肌を守るために皮脂を分泌していることが考えられるのです。
つまり、べたつく部分のスキンケアは化粧水で行うのではなく、原因を突き止めて解決する必要があるのです。
混合肌の人が化粧水を選ぶときには、皮脂がでにくい乾燥部分にあわせて「しっとりタイプ」のものを選ぶようにしましょう。
べたつく部分の過剰な皮脂分泌の原因は?
混合肌の人は、乾燥部分よりもべたつく部分で悩んでいる人が多いようです。
たしかに、皮脂が出過ぎると化粧崩れの原因にもなり、不便なことが多いのかもしれません。
しかし、皮脂が出るということにも理由があるのです。
皮脂は、お肌を外部の刺激から守るために分泌されています。
つまり、べたつく部分は何らかの刺激を受けているため、皮脂が多く分泌されていると考えられるのです。
混合肌の人は、Tゾーンとよばれているおでこや鼻のラインのべたつきが気になる人が多いのではないでしょうか。
Tゾーンは、紫外線が当たりやすい部分です。
つまり、皮脂は紫外線からお肌を守るために多く分泌しているとも考えられます。
混合肌の人は、べたつく皮脂を取り除くことで解決するのではなく、紫外線対策をすることが皮脂対策をすることもできるのではないでしょうか。
混合肌の原因は紫外線以外にもある
混合肌だけではなく、肌トラブルの原因は、紫外線などの外からの刺激だけでなく、ストレスや栄養など内側の原因も関係しています。
ストレスを全くなくすことは不可能ですが、自分なりに発散する手段をみつけてコントロールすることも大切なスキンケアの一つです。
また、お肌は食べるものも影響します。
「油は太るから」といって、全く油分をとらなければお肌は乾燥してしまいます。
良質な油分を適切に補給し、十分な栄養と睡眠をとることも大切です。
混合肌の人は、べたつきが気になるため化粧水を薄くつけがちです。
しかし、化粧水は「水分をお肌に与えること」が目的であるため、使う量を渋ってはいけません。
化粧水を選ぶとき「高価なものなら効果がある」と思うかもしれませんが、化粧水は決められた量を使うことによって効果を発揮することができます。
必要な量を気にせず使い続けることができる金額で、自分に合った化粧水を探してみてはいかがでしょうか。
今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。