お気に入りのスキンケア化粧水をみつけると、朝も夜も同じものを使い続けたくなるものです。
とくに、オールインワンゲルのように「1本でスキンケアを完了できる」となれば、朝でも夜でもスキンケアはお気に入りのオールインワンゲル1本にお任せしたくなります。
しかし、最近のオールインワンゲルにはさまざまな効果がプラスされ始めています。
日焼け止め効果、保湿効果だけでなく化粧下地効果もプラスされた商品も多く出回っているのです。
今回は、効果が増えたオールインワンゲルだからこそ、朝と夜を上手に使い分けるだけで、さらに適切なスキンケアを目指す方法を紹介します。
スタートは「自分が使っているオールインワンゲルを知る」ことから
オールインワンゲルを好んで使う人は「スキンケアに時間をかけたくない人」や「たくさんのスキンケア化粧品を重ねつけしたくない人」が多いのではないでしょうか。
スキンケアに時間をかけたくない人は、毎日を忙しく過ごしているため、お気に入りの1本を見つけると「使い分け」や「見直し」をする余裕はないかもしれません。
また、たくさんのスキンケア化粧品を重ねつけしたくない人は、お肌がべたつくことを嫌う傾向があります。
そのため、効果や成分よりも「使い心地」や「感触」を重視している傾向があるのです。
どちらのタイプの人も、自分が使っているオールインワンゲルの効果や成分をもう一度見直してみると、必要なときに必要なケアができていないことがあるかもしれません。
最近のオールインワンゲルは、さまざまな効果がプラスされています。
例えば、日焼け止めや化粧下地効果がプラスされているオールインワンゲルは、化粧前や外出前に適している商品です。
一方、保湿成分のみ重点的にプラスされている商品を外出前に使うならば、別途日焼け止めや化粧下地を用意する必要があります。
自分の使っているオールインワンゲルによっては、「オールインワン(一つの中にすべて)」になっていない可能性もあるのです。
オールインワンゲルは、手軽にスキンケアができるすぐれものです。
しかしたくさんの効果が期待されるため、一つ一つの効果に期待されてしまうと物足りなさを感じることもあります。
そんなときには、オールインワンゲルの個性を上手に使い分けることで、納得できる効果が得られるかもしれません。
朝用オールインワンゲルは「効果が多いものを選ぶ」
1本のオールインワンゲルを朝も夜も使っている人は、なにかしら「困っている点」があるのではないでしょうか。
オールインワンゲルは、たくさんの効果を発揮する必要があるため、特定の効果に力を入れることが苦手なのかもしれません。
朝と夜を使い分けるだけでも、オールインワンゲルで使い勝手のいいスキンケアをすることができるでしょう。
朝は、スキンケアのあとに化粧をします。
そのため、油分が多いオールインワンゲルを使ってしまうとべたつきが気になり、ファンデーションがよれる原因にもなってしまいます。
朝用のオールインワンゲルは、できるだけさっぱりとした使い心地で、日焼け止め効果や化粧下地効果がプラスされているものを選ぶといいでしょう。
オールインワンゲルを使ってから化粧をすると「よれる」という人もいますが、多くは適量を使っていないことが原因になっています。
オールインワンゲルは、多すぎない適量を使い、ゲルが乾いてからファンデーションを塗ることが上手な使い方です。
朝用のオールインワンゲルは、小分け容器に入れて持ち歩くと、化粧直しにも使うことができます。
ファンデーションの乾燥が気になったときに、コットンに少量のオールインワンゲルを浸み込ませて上から抑えると、ファンデーションの浮きをおさえることができます。
夜用オールインワンゲルは「保湿効果が高いものを選ぶ」
夜用のオールインワンゲルは「保湿効果が高いもの」を選ぶといいでしょう。
なぜならば、夜はお肌を休めて修復されるときだからです。
できるだけ余計な負担をお肌にかけないことがポイントです。
朝用のオールインワンゲルは、日焼け止めや化粧下地効果がプラスされている分、含まれている成分や原料の種類も多くなっています。
夜は、お肌をいたわるためにも「質の良い成分」を厳選してお肌にのせるようにしましょう。
朝用と夜用ならば、夜用のオールインワンゲルの方にお金をかけたほうがいいかもしれません。
朝用のオールインワンゲルは、化粧直しや洗顔のたびに使うため、夜用よりも消費が激しくなります。
一方、夜用は1日1回しか出番はないけれど、果たすべき役割は大きいものがあります。
朝起きたときの「べたつき」が気になるなら「塗る順番に注意」
夜用のオールインワンゲルは「保湿力が高いもの」を選ぶことがポイントですが、保湿力が高い商品はべたつきが気になることもあるようです。
保湿力が高いということは、含まれる油分の量も増える傾向があるため、多少はやむを得ないことなのかもしれません。
そんなときには、夜用のオールインワンゲルを使うときに「塗る順番」に気をつけてみるといいでしょう。
オールインワンゲルに限らず、スキンケア化粧品は最初にのせた箇所に一番多くの量が塗られるのです。
そのため、一番最初に塗る部分は「一番乾燥しやすい箇所」にするようにします。
顔の中で一番乾燥しやすい箇所は、頬の高い部分です。
頬の高い部分から塗り始め、最後に手のひらにうっすら残ったオールインワンゲルで鼻の周囲を仕上げます。
朝起きたとき、一番べたつきを感じやすい箇所が「鼻」なのです。
鼻は皮脂がでやすいため、必要以上に油分を追加してしまうとべたつきやすくなります。
今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。