糖質がお肌の保湿のための保湿化粧品の成分として配合されていることを知っていましたでしょうか。
今回は保湿成分としての糖質について説明します。
まず糖質ってなに?
コスメのお話ではなくていきなり食べ物のお話になってしまって申し訳ないのですが「糖質」を説明するのに好都合なので食べ物のお話から入っていきますね。
まず、食べ物の「三大栄養素」というのをご存知でしょうか。
三大栄養素はというのは
- 炭水化物
- たんぱく質
- 脂質
ですね。
このうち炭水化物は糖質と食物繊維からなります。
- 炭水化物=糖質+食物繊維
ですので、炭水化物が含まれている食べ物には糖質が含まれていますし、逆に言えば炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質です。
で、炭水化物を多く含む食べ物は例えば
- お米
- うどん
- パン
- 大根、にんじん、おイモ
などがあってこれらには炭水化物がたくさん含まれていて、そのため糖質がたくさん含まれています。
必ずしも甘い食べ物でなくても糖質はたくさん含まれています。
糖質はこういうものです。
で、この記事を書く前にネットで「糖質」で検索をしてみたのですが出てきたのは
- 糖質の多い食品は。。。
- 糖質制限
- 炭水化物ダイエット
などというふうに食べ物としての糖質の記事がほとんどで、お肌の保湿成分として糖質を語られることはだいぶ少ないという印象を受けました。
加えて、食べ物としての糖質はできるだけとらないほうがいいという記事が多く、
- 糖質をとると太ってしまう
- 糖尿病の治療をするためにできるだけ摂取しないようにするべきである
という記事が大多数で、まるで糖質は体に悪いとか必要ないとかいい印象を持たれてはないようにも感じました。
しかし。。。
今回説明するのは糖質を食べるのではなくお肌の保湿成分として重要な役割をしている糖質をお肌にぬることに関してのことで。。。
実際。。。
糖質はお肌の大切な保湿成分なんです。
そうなんです。お肌にとっては糖質は大切な保湿成分なんです!
あまり語られることがないようですが、この記事ではお肌の保湿成分としての糖質を説明します。
で、糖質は非常に多くの種類があるのですが中でも「トレハロース」という糖質はお肌の保湿に特に重要な役割を持っています。
トレハロースは食べ物としては甘味料として使われていて、そのためなんとなく人工的に作られた物質と思っている人も多いと思いますが、
実はきのこ(シイタケやなめこ)や酵母に多く含まれるれっきとした天然の糖質です。
また、優れた保水力があるのでプルプル美肌のための化粧水の成分として普通に配合されている成分なんです。
「復活現象」に関与!トレハロースはすごい力を持っている!
トレハロースは「復活現象」に関与しています。
「復活現象」について説明します。
砂漠に生息するイワヒバという植物を聞いたことがありますでしょうか。
イワヒバは乾燥して完全にひからびて死んだような状態になったとしても、ごく少量の水を与えただけで生き返ったように生き生きとなるんです。
この現象はイワヒバの「復活現象」とよばれて長い間不思議な現象として扱われてきました。
しかし近年、この現象にトレハロースが大きくかかわっていることが分かってきました。
トレハロースが水に代わって細胞を守る働きをしているともいわれています。
干しシイタケやなめこのプルプルもトレハロース
イワヒバは見たこともないという人がほとんどだと思いますが、干しシイタケは知っている人がほとんどではないでしょうか。
カラカラに干された干しシイタケは何カ月もたったあとでもお湯や水に浸すと、元のシイタケのようにやわらかくなって戻ります。
これはトレハロースの働きと言われています。
そしてトレハロースが多く含まれているほど元に近い状態にまで戻ることが実際に実験もされて分かっています。
実際、干しシイタケは戻すととってもプルプルになりますよね。
それはトレハロースがしっかりガッチリ水分をとらえて離さないからで、とても高い保湿力を持っているからなんですね。
自分自身が「戻した干しシイタケになりたい」ということはないですが(笑)、あのようなプルプル感触のお肌には、なりたいですよね。
トレハロースはきのこに多く含まれていて、シイタケやなめこなどに含まれています。
なめこなどはツヤッツヤで水分が今にもこぼれ落ちそうですよね(笑)
そしてトレハロースはきのこだけではなくて酵母にも多く含まれているんですね。
トレハロースは酵母にも多く含まれています。
グラフを見ると酵母はしいたけやなめこと同様にトレハロースを多く含むことが分かると思います。
で、酵母を使った化粧品というのはすでにいろいろと発売されていますので、プルプル美肌になるために酵母を使った化粧品をお肌にぬると有効と思います。
化粧品の成分の表示では「発酵酵母エキス」という名称の成分です。
「発酵」という文字がついています。
というのも、化粧品に酵母を入れるのは酵母の「発酵」の力で生み出された有益なエキスを化粧品に配合するためだからです。
「発酵」というのは例えば牛乳から「ヨーグルト」ができるというように人間にとって有益な成分を生成する菌の働きです。
ヨーグルトのほかにも、例えば「納豆」も原料の大豆から納豆菌の「発酵」によって生み出されすごい栄養価を獲得した食べ物ですね。
ヨーグルトや納豆をはじめとして私たちの生活には発酵という働きを生かし利用しているものがたくさんあり、そしてすべては発酵させる前の原料に対して発酵後人間にとって段違いの有益な成分をもつものに変化しています。
こういったことがありますので、化粧品では酵母を配合しただけのものというのではなくて原料を発酵させ生成したお肌に有効な成分「発酵酵母エキス」として配合しています。
酵母の発酵の力を使って生成されたエキスは、各種の有益な
- 糖質
- ミネラル
- アミノ酸
- 有機質
を含んでいて、これのエキスを化粧品に配合してスキンケアに生かしていこうというわけなのです。
そして化粧品も食べ物におとらず以前から長く酵母の力を利用してきています。
あの有名な化粧品「SK2」の化粧水なども多くの人に長く愛されていますが、実は発酵酵母エキスを100%近く高配合している化粧水で、酵母の力が大きく発揮されたものになっています。
ただし発酵酵母エキス配合の化粧品には。。。
発酵酵母エキス配合の化粧品は酵母が発酵したときの特有のにおいがあります。
私もいくつもの化粧品を試しましたが、ほとんどが特有のにおいを持つものでした。
SK2にも特有のにおいがあります。「よだれのにおいがする」といっていた人もいて、その人はにおいがすきになれずSK2をやめてしまいました。
においが気にならない化粧品も
発酵酵母エキスを配合している化粧品にもにおいが気にならないものがあります。
私が試してきた化粧品のうちアルケミーはにおいが気にならないものでした。
おそらくもともとにおいが気にならないように配慮さた処方になっていると思います。
それに加えて貴重なローズオイルやローズの香料が入っていて、顔にぬることでとても素敵な香りに包まれて癒されます。
特に香りという点でアルケミーはSK2よりも使用感が優れていると私は思います。
毎日のスキンケアで使う化粧品ですので、香りを含めた「使用感」というのはとても大事なことと思います。
今回、保湿成分としての糖質の説明をしましたが、プルプル美肌になるために発酵酵母エキスを配合した化粧品をお肌にぬることが有効と思います。
そして発酵酵母エキスを配合した化粧品を私としてもいくつも試してきましたが、なかでも特にアルケミーは使用感が良く、SK2と比べても使用感もコストパフォーマンスもとてもいい化粧品ですので、今回アルケミーをおすすめの化粧品とさせていただきます。
化粧水の名称 | 1ml当りの価格 | 酵母発酵エキス | その他 |
SK2 | 63円 | ピテラ | 特有のにおいがある |
アルケミー | 29円 | VEGAL(ベガル) | ピンクローズの香り |
なお、SK2との比較をこちらの記事に書きましたのでぜひ読んでみてください。
また、アルケミーを私が試してみたときの記事もありますのでご覧ください。
今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。