スキンケアに興味がある人なら「SK2」を知らない人はいないのではないでしょうか。
化粧品売り場に行けば、たくさんの化粧水や乳液が売られていますが、圧倒的な高級感と価格で存在感をアピールしているブランドが「SK2」です。
今回は、手は出せないけれど興味はある人のために「SK2」の魅力と意外と知らないSK2化粧水の成分についてお話しします。
扱う商品をみれば力の入れ具合がわかる
「SK2」とは、化粧水の名前ではなくスキンケア化粧品の「シリーズ名」なのです。
テレビコマーシャルでは、SK2という言葉と化粧水の映像がセットで放映されていることが多いため、化粧水の名前だと思っている人も多いようです。
SK2は、P&Gプレステージ合同会社から発売されて37年を迎えた、スキンケアの人気定番商品です。
シリーズには、クレンジング剤からパックまでラインナップがありますが、すべてがスキンケアに関する化粧品であるということが、大きな特徴です。
唯一「メイク」に使う化粧品として「ファンデーション」もありますが、ファンデーションも「お肌を演出するためのスキンケア用品」と考えれば、SK2がどれだけ「お肌」に特化されたシリーズであるかがわかるのではないでしょうか。
高額商品なのに「化粧水に使われている成分」は7種類だけ
SK2の商品は、一般的なスキンケア化粧品と比較すると「高額」です。
75mlで9000円以上するため、化粧水だけで毎月1万円以上の出費になります。
高額商品であるならば、よほどたくさんの成分が入っているのだろうと思われますが、実はSK2の化粧水「フェイシャルトリートメントエッセンス」には、7種類の成分しか入っていません。
しかも、7種類のうち1種類は水なのです。
化粧水は、お肌に直接つけるものであるからこそ余計なものを省き、選び抜かれた成分で作られていることがわかります。
7種類の成分のうち、一番上に書かれている成分が「ガラクトミセス培養液」です。
「SK2ピテラ」とも呼ばれています。
化粧水の9割以上が、ガラクトミセス培養液でできているのです。
ガラクトミセス培養液は天然成分であるため、スキンケア化粧品の中でも一番消費量の多い化粧水の主成分が天然成分であるということになります。
ガラクトミセス培養液には、天然成分ならではの「独特の香り」があり、最初のうちは香りが気になる人もいるようです。
ガラクトミセス培養液は、酵母を発酵させて作られます。
そのため「発酵臭」を感じるのです。
しかし安易に香料を使い「いい香り」をつけないところにも、SK2のスキンケアに対する真摯な姿勢が感じられるのではないでしょうか。
余計なものはプラスせず、お肌のことを第一に考えるSK2のこだわりが「成分の種類」と「香り」から感じられます。
自分のお肌に興味がある人ほどSK2の魅力にはまる
最近は、忙しい女性が増えスキンケアも「手軽でスピーディ」な商品に注目が集まっています。
しかし、SK2の商品の中に「手軽さ」を求めて作られたものはみつかりません。
SK2のシリーズは、クレンジングから始まりますが、クレンジング剤だけでも数種類あり、さらに化粧水をつけるまえの「ふき取り化粧水」まで細かい段階別のスキンケア化粧品が用意されているのです。
「手軽さ」を求める最近のシリーズとは真逆の「こだわり」を求めるスキンケア化粧品がSK2の魅力ではないでしょうか。
さらに、化粧水と乳液以降もポイントを絞ったスキンケア化粧品が続きます。
しわが気になる人のための美容液、キメを整えたい人の美容液など「自分のお肌をきれいにしたい」と思う人の欲求に答える商品が続いているのです。
つまり、「美」を求める箇所が多ければ多いほど、使う美容液は増え、手間もお金もかかることになります。
それほど手間とお金がかかっても、SK2の商品は37年以上も不動の人気を持ち続けています。
この事実こそ、SK2の実力を証明しているのかもしれません。
SK2の商品は、「美肌」を貪欲に求める女性たちのニーズに答えることを第一に考えて作られ、美肌を求める人ほど、SK2の魅力にはまっていくのではないでしょうか。
SK2のスキンケア化粧品に使われている成分は、どの商品も一般的な化粧品と比べて種類が少なくなっています。
余計なものを足すことで「ごまかす」のではなく、シンプルな成分で勝負できるところに、SK2の自信と底力を感じるのは私だけでしょうか。
今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。