こちらはSK-II大百科のページです。
「SK-II(エスケーツー、Skii、skii、Sk2、sk2) 」といえば、綾瀬はるかさんや桃井かおりさんを起用して力の入った宣伝をしていますし、販売しているお店は多いですし、かなり気になるブランドですよね。
化粧水が人気で、このページを読んでいくとわかると思いますが、私としてもやはり化粧水をおすすめしたいブランドです。
ただSK-IIの化粧品は価格が高めなので、SK-IIのことをよく調べて慎重に購入を検討することになるのではないでしょうか。
SK-Ⅱを安く買う方法とSK-Ⅱと似た成分の化粧水については別の記事で説明しますが、そういうわけで、よく知りたい人のためにSK-IIのいろんな謎に挑みました。
このページをひととおり読んだあとにはSK-IIのことがとーっても詳しくなっていると思います。
このページを読むと以下のことがすべて分かります。
- そもそも「SK-II」という名前の意味は何なのか。
- SK-IIだけに含まれていてほかのブランドの化粧品には入っていない奇跡の美容成分という独自成分「ピテラ」とはどういったものなのか。
- SK-IIの保湿効果について。使用感も。
- お肌の研究から見えてきた、お肌の状態を表す五角形とはなにか。
- SK-IIの価格が高めなことについて、どう考えるか。
- ただ1度だけ放映されたという福山雅治さんのCMについて。
- とても由緒と歴史のあるメーカーです「P&Gプレステージ合同会社」
- SK-IIの新製品をチェック!
「SK-II」の名前の意味(ネーミング)
すべての女性に美しい素肌を。という夢を追い続けて化粧品の研究を続け発見した美容成分「ピテラ」。
これがSK-IIの化粧品の核となる独自成分です。
SK-IIは「Secret Key II」(シークレットキーII)の略で、これは、クリアな素肌が生まれる秘密という意味でつけられた名前なのです。
ただ、この「II」に対して、その前に「SK-I」があるのかどうかということは分かりませんでした(笑)
もしかしたら、研究段階で発見した「I」だったもののあとにもっといいものができたので、商品化するときに「II」を採用することにして「II」になったのかもしれません。
これはあくまでも想像ですが。
奇跡の美容成分「ピテラ」とはどういうものなのか
安全でお肌に有効性のある成分を独自に開発しようと、SK-IIの科学者が研究をはじめたのが、今から40年ほど前の1970年代。
さまざまな可能性を研究していくなかで、たまたま訪れた酒の醸造所で発見があったのです。
それは、年を重ねた杜氏の、シワが刻まれた顔とは対照的に、手が驚くほど柔らかく美しいということでした。
これは、ふだん杜氏の手が触れている成分になんらかの秘密があることを示唆していました。
科学者たちは酵母や発酵に関係があるのではないかと考え、研究を進めたそうです。
当時約350種存在した酵母の研究と発酵条件などを地道に研究しました。
そして1980年ごろ、クリアな肌への秘密の鍵を握る成分が発見されました。それが「ピテラ」というわけです。
杜氏の手の美しさがインスピレーションとなって「ピテラ」の発見にまでなったのですね。
ピテラは「ガラクトミセス」という天然の酵母が発酵の過程で放出する成分(発酵代謝液)で、ビタミン、アミノ酸、ミネラル、有機酸等の50以上の有用な成分が豊富に含まれる無色透明の液体で、これらが肌に浸透して働きます。
製造は厳しい管理下で自然発酵で行ないます。
ピテラの製造タンクは研究当初と同じ滋賀県の工場にあって、ここで国内、世界向けすべてのピテラが作られています。
24時間の管理体制が敷かれ、製造室には入れるのは特別な技術者数名だけということです。
SK-IIのなかでも1980年に発売されたフェイシャルトリートメントエッセンスは、ほぼまるごとピテラであり、発売以来30年以上も処方が全く変わっていない超ロングセラーとなっていて、この商品を愛して長く付き合っている人が本当に多いんだそうです。
保湿の効果は?使用感は?
SK-II開発のインスピレーションのもとになった杜氏の美しい手。
年を増しシワだらけの顔の杜氏の手が美しいということがすでに美肌効果を証明しているようなものなのですが、SK-IIの保湿効果をもう少し詳しく見ていきましょう。
成分・組成や科学的な証明
SK-IIの主要成分であるピテラは、ビタミン、アミノ酸、ミネラル、有機酸等の50以上の有用な成分を豊富に含む無色透明の液体で、これが肌に浸透して働くわけですが、このピテラがお肌にもともとある保湿成分(NMF「天然保湿因子」)と同じ組成成分を含むことが分かっています。
- 保湿効果を十分に期待できるわけです。
NMFはお肌の透明感、柔らかさ、滑らかさの向上を決定づける要素ですから、SK-IIはお肌を美しくしてくれるポテンシャルも持っていて、したがって美肌を期待できるわけですね。
また、遺伝子研究に基づいた最先端皮膚科学研究による結果では、キメが整い肌を滑らかにすることや、ふっくらとしたハリをもたらすことや、ハリ不足をケアする、肌を明るくする、ツヤと輝きをもたらすことが確認されているのだそうです。
使用感
実際にSK-IIのフェイシャルトリートメントエッセンスを使ってみます。
価格が高めということもあって、最初、トロリとした美容液のような質感を想像していたのですが、意外に普通の化粧水と同じサラサラ感だなと思いながら手に取りました。
やはり化粧水なんですからサラサラですよね。これはちょっと先入観入ってました(笑)
香りは、ちょっとお酒のようです。ほんのりと少しだけ香りがします。
つけかたは、ほんの少しをコットンにつけて顔全体を優しくなでる程度。
価格が高めでもったいないような気もして少しづつ大切に使うのです(笑)
SK-IIはトライアルセットでさえ1万円を超えるのですから(汗)
少ししかつけないで使いましたが、私の場合は少しの量をつけたコットンのそれだけでお肌がなめらかになりモチモチ感がアップし、しっとり感が続きました。
- かなり効果があるように感じました。
特にしっとり感がよく続くので、私は乳液がなくてもいいかな、とも感じています。
また、ちょっと気になる「価格が高め」というところも、SK-IIでは普通の化粧水のようにたっぷり使わなくても効果が現れたので、1回分の量を少なく抑えることでそれほど高い買い物にならないかもと思いました。
ただですね、これは私のお肌での場合での使用感です。
SK-IIは十分なトリートメント効果をもちますので、比較的オイリーなお肌の体質の人にはしっとり感が強くて逆に、「さっぱり感がたりない」と感じるかもしれませんし、オイリー肌の人の場合は、SK-IIよりも先に油脂分を取ることが優先かもしれません。
SK-IIの保湿効果についてまとめ
SK-IIは乾燥肌を感じている人に非常に向いていると思います。
その人のお肌の状態によっては、1回の量はほんの少しの量を使えばよく、美容液や乳液も使わなくてもいいかもしれません。
SK-IIは価格は高めですが、とても効果のある化粧水なので1回に使う量、美容液や乳液が不要になるなどの場合を考えて価格比較をしてみるといいと思います。
また、廉価で入手できても効果のない化粧水ではなんの意味もありません。
SK-IIはやはり効果のある化粧水だということを実感できたので、その点も価格に負けないほどのものを実際に持っていて、それほどの価値がある化粧水なのではないかと思います。
美しさとは
もっとも美しい肌をもつといわれる秋田の女性約100人を対象に、SK-IIの研究者たちが肌の変化をなんと10年間にわたって追跡調査、データ分析をしています。
この大規模な調査によってSK-IIの研究者たちは美しさの定義を見つけようとしたのです。
お肌の状態を表す五角形
調査の結果、理想の肌とはどのような肌かという結論に達します。
それは、キメ、ハリ、乾燥による小じわ、シミ、ツヤの5つの要素の状態がいいこと。
そして、お肌の状態のこれら5つの要素の状態がはっきりと見えるように図で書き表したものが、お肌の状態を表す五角形なのです。
肌分析
SK-IIでは肌分析マシン「マジックリング」を開発して今の肌状態を調べてくれます。
マジックリングの測定結果でお肌の状態の五角形の、キメ、ハリ、乾燥による小じわ、シミ、ツヤの5つの要素が数値で分かります。
自分のお肌の弱点が数値でわかるので、今後どのようなスキンケアをすればいいかとても参考になりますよね。
そしてSK-IIではこの測定結果をもとに最適なスキンケアについての科学的なカウンセリングをしてくれます。
マジックリング肌分析の流れは3STEPです。
- STEP1 マジックリングで頬の肌を撮影します。
- STEP2 5つの要素にもとづき測定され、それぞれの結果が数値で分かります。
- STEP3 同年齢の女性の肌と比較することで、肌の状態が明らかになります。
SK-IIの公式ホームページから無料サンプルつき肌分析チケットの応募ができますので、お試しになってはいかがでしょうか。
価格が高め。これをどう考える?
SK-IIはCMに綾瀬はるかさんとか桃井かおりさんとか有名な女優さんを起用しています。
ですので、CMに費用がかかる分、製品の価格が高くしているのでは、という声を聞くことがあります。
SK-IIのもっとも売れているフェイシャルトリートメントエッセンス(化粧水)を見ても、150mlで税込み16,275円と、基礎化粧品としては確かに価格が高めなんですよね。
有名女優を起用したCMには多額の費用がかかるでしょう。しかし品質的にも値段相応の価値を実感している人が多いというのも事実です。
広告ばかりではなく、質もしっかり伴っているブランドというわけです。
また、よくよく考えると、SK-IIはそれほど新商品をどんどん出すことはしていないですし、CMは使い回しのものが多いですよね。
メリハリをつけて製品の開発費とか広告費を抑えているとも言えるかもしれません。
また、どんなにいい製品を持っていても、それが世に知られなければ売れることはありませんので、どのような方法で行うかということはありますが広告自体は必要なものです。
製品が売れなければその分価格をあげる必要があるし、もしかしたら販売停止にせざるをえなくなるかもしれません。
ところで、そもそも広告費などをムダと思うかどうかというのは個人個人の価値観によるところがあります。
たとえばこのようなブランドの場合はどうでしょう。
専用カウンターを設置して多くの美容部員をそろえてお客様の対応をしているブランドです。
これには人件費がかかっています。
人件費は企業にとって支出の大きな割合を占めます。
一人の美容部員を雇うのに年間数百万円ほどかかるわけです。
お化粧品の製品のみにとにかく純粋に品質だけを求めるとしたら、こうした人件費もムダということになります。
しかし、マンツーマンで自分のためだけのカウンセリングをしてくれる美容部員からは、自分仕様のスキンケアやメイクについてプロからのアドバイスを受けることができ、貴重な情報や経験を得られることと思います。
- 自分のお肌に合わないスキンケアを延々と続けているということが珍しくありません。
お客様に合ったアドバイスをしてそのお客様に合った化粧品を勧め、そのお客様がきれいになったとしたら、製品単独の品質だけで考えるのではなくそのブランド全体としてそれは高品質と言えるでしょう。
こうした人件費は必ずしもムダではないのではないでしょうか。
そして、広告のほうに目を向けると、質の高い広告はそのブランドのブランド力を高め、使用する人に深い満足感を与えてくれるのではないでしょうか。
このこともそのブランドの製品単独の品質ではなく総合的な品質を高めるための必要な費用と考えることはできないでしょうか。
結局どう?
製造する費用、開発費、広告費や営業の費用、美容部員の人件費などなど・・・。
化粧品の価格にはさまざまな費用が含まれていますが、これらのどれをよしとするかということは、それぞれが複雑に関係しあっていて、指摘することは難しいことです。
このようなことを考えるのは結局は企業の戦略を立案する人間であったりするわけです。
ですので冷静に考えると、これを私たちがその時その時の感覚で考えることにあまり意味がないわけです。
なので、たとえばCMを出しているからとか、多くの美容部員を配置しているからとかそういう一部の見えることがらだけとらえて企業の台所事情を考えるのではなく、お客の側として受けられる、製品、カウンセリング、アフターケアなどを含めたサービスを総合的に価格と比較して、自分にとっては価格が高いなとか安い買い物だったな、とか感じるということがいちばんであって、価格を語るうえでの原点なのではないでしょうか。
ただ、自分が長く続けていくことができる価格、というのはありますよね。
そんな場合、このような記事もどうぞ→SK2を安く買う方法、SK2と似た成分の化粧水を調べてみた
ただ1度放映されただけの福山雅治さんのCMについて
歌手で俳優の福山雅治さんが書き下ろした「女性応援ソング」を自身が歌うCMが2012年5月22日に放映されています。
SK-IIのCMに男性一人で出演するのは福山雅治さんが初。
そして、これ、なんと1回しか放映されていません。
CMでは福山雅治さんがアカペラで歌っています。
彼が歌う姿の魅力はもちろん、無数の行灯が空高く飛んでいく様子は幻想的で美しく、放映がほんの1回だなんてもったいないくらいの素敵なCMでした。
「P&Gプレステージ合同会社」由緒と歴史のあるメーカーです
SK-IIは、フェイシャルトリートメントエッセンスが筆頭で、特に30代以上の女性に支持されていますよね。
おもに日本国内で製造していて、ほかのアジアの国でも販売されています。
SK-IIはP&G(プロクター・アド・ギャンブル)ジャパンの子会社P&Gプレステージ合同会社が販売する化粧品ブランドですが、このP&Gプレステージ合同会社、由緒と歴史があるんですよね。
ポーランド系ユダヤ人の美容師マックス・ファクターはロシアのボリジョイ・バレエのビューティーアドバイザーでしたが、1909年にアメリカのハリウッドに化粧品店「マックスファクター」を開店します。
これがマックスファクター社の始まりです。
マックス・ファクターはハリウッド映画で美容アドバイザーとして活躍して、その過程でメイクアップ製品を数々生み出して、それが映画スターに愛用されます。
今では広く使われているマスカラとかリップブラシなどの化粧品の多くはマックス・ファクターが生み出したものなんですね。
マックスファクター社はその後1991年にP&Gに買収され、2016年8月1日の社名変更で「P&Gプレステージ合同会社」となり、現在に至っています。
ところで、「メイクアップ」という言葉は、マックス・ファクターの、常に現状に満足しなかった彼の言葉「Make Up」(もっと美しい表情を)が、のちに「お化粧する」という意味で使われるようになった言葉です。
言葉ができてしまう。このこともマックス・ファクターの存在感を表していますよね。
SK-IIの新製品をチェック!
SK-IIの説明の最後に、2015年4月21日に発売となったスプレータイプの化粧水「ミッド-デイ ミラクル エッセンス」と「ミッド-ナイト ミラ
SK-IIですからやはり「ピテラ」がたっぷり入った化粧水で、この製品はスプレー用に処方されたものです。
メイクの上からでも直接顔にスプレーして浸透します。
持ち運べてどこでもお肌にうるおいを浸透させることができるわけです。
ランチ後のリフレッシュに「ミッド-デイ ミラクル エッセンス」を、仕事帰りのお出かけ前に「ミッド-ナイト ミラクル エッセンス」をメイクの上からスプレーして、化粧くずれすることなくお肌にしっとりとうるおいを与えることができます。
がんばったお肌のダメージを、そのつど落ち着かせることができるというものです。
1日に数回使用です。
好きなときに使うことで保湿力の持続やアップが期待できますよね。
忙しい女性におすすめです。
さてさて、ここまでP&Gプレステージ合同会社のSK-IIについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでくださったあなたはSK-Ⅱについてかなり詳しくなっているはずです!
大人気で多くの方にとってのあこがれの化粧品SK-Ⅱ。
ほんとうに気になるブランドですよね!
最後に、SK-Ⅱを多くの方に手にしていただくためにできるだけ安く買うことができるところを調べてみました。
法を破ったりグレーな方法を使うのではない、普通に買うだけの方法ですのでご安心ください(笑)
また、
- SK-ⅡからほかのSK-Ⅱに似ている化粧水に乗り換える方も結構いますし、
- SK-ⅡをがまんしてほかのSK-Ⅱに似ている化粧水を使う方も結構います。
やはりSK-Ⅱは決して安いものではないですからしかたがありません。
次では、SK-Ⅱを安く買う方法と、SK-Ⅱの代わりに使うための似ている化粧水について説明します。