今回は、Ablxs(アブラクサス)のオードトワレ「LILITH(リリス)オーデトワレ/ダークムーン・リリスの香り」のレビューです。
LILITH オーデトワレ/ダークムーン・リリスの香り
ダークムーン リリスは、
”秘められた欲望”に目覚め、本来の力や才能を解き放つ
香り…。ということなんですね。
ダークムーンというのは、下の写真の、ダークムーン リリスの箱にあるような状態の月で、太陽と月が重なって見えて、皆既日食になっている状態の時の月を指しています。
調香師Chiyoさんは占星術師でもあるということで、ダークムーン リリスは、月の表情を香りにしたためたシリーズ「MOON EAU COLLECTION」の新作として登場しました。
毎晩、満ちては欠けて移ろいゆく月ですが、占星術で月は、「揺れ動く感情」を映し出すシンボルだそうです。
ダークムーン リリスは、
- トップノート : ブラック オーキッド、ラム、ラベンダー
- ミドルノート: イリス、スミレ、ダチュラ
- ラストノート : タバコ、パロサント、サンダルウッド、ベンゾイン
といった構成になっていて、肌につけてから時間とともに、トップノートから順に、グラデーションを描くように香りが変化していきます。
ダークムーン リリスでは特に、イリスとダチュラとパロサントが、キーになっています。
オードトワレとして使うものですから、香料の配合率の高い、香水(パフューム、パルファム)やオードパルファムなどとは別で、比較的気軽に使えて、香りが残るのは数時間ほどなので、普段から使いやすいのではないでしょうか。
使ってみます
箱のパッケージ、ブランドブックなど、月が描かれた神秘的なイメージですね。
月の満ち欠けで、様々な表情を持つ月の魅力を、揺れ動く心の動きにあわせて、使ってみては、というご提案が書かれています。
月の表情にあわせて、ラインナップのあるシリーズということで、それぞれ異なる表情の月が、ボトルに描かれています。
今回試している、ダークムーン リリスの説明です。香りのピラミッドが図示されて、分かりやすく書かれています。
香りの出やすい、手首につけ、耳の後ろにも手首から移しました。
ボトルは、軽くシュッと押すだけで十分な香りが出ます。
つけてすぐは、トップノートとして、他でよく使われている柑橘系ではなく、ラベンダー、ラム、ブラックオーキッドです。軽くなりすぎていないですね。
ミドルノートとして、イリス、スミレ、ダチュラといった花々の香りが使われています。これに、ラムや、ラストノートのタバコの退廃的な香りと、サンダルウッドの儀式を連想させる香りで、大人の雰囲気と深みのある香りを感じるように思います。神秘的にも思えて、大人の女性の内に潜む魔女っぽさも感じますね。いい感じにスモーキーさを感じるのは、パロサントの樹木の香りがあるからのようです。
いい香りです。こちらを纏うだけで、何か、自分の中に秘めたものが花開きそうな、そんな気持ちにさせる香りと思いました。
さらにですね、香料希釈用に使用しているエタノールは、天然サトウキビ由来の蒸留アルコールを使用で、ツンとしたアルコール特有の感じが無いですね。
また、箱などのパッケージに使用している紙は、木ではなく「バガスパルプ」を使用した環境配慮対応紙で、サトウキビの搾りかすを使用したものとなっています。廃棄物のリサイクルにもなり、森林資源の保護、省エネルギー、温暖化防止の環境への配慮がされているんですね。
今回試してみた「LILITH オーデトワレ/ダークムーン・リリスの香り」、お勧めしたいオードトワレですね。さらに詳しくは、公式サイトのほうに書かれていますので、そちらもぜひご覧になってみてください。