肌の奥が乾燥している?インナードライを防ぐスキンケア

保湿
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インナードライをご存知ですか?

 

肌の表面ではなく、肌の奥が乾燥している状態を、インナードライといいます。

小鼻や頬に皮脂が多い自分は脂性肌、と決めつけていませんか?

 

実は肌の奥が乾燥することで皮脂が過剰に分泌されているのかもしれません。

 

インナードライは乾燥肌の人だけじゃない

肌の奥が乾燥するインナードライは、乾燥肌の方だけに起こる症状ではありません。

 

肌の奥が乾燥することによって、これ以上の乾燥を防ぐために肌が皮脂を分泌してフタをします。

 

この皮脂を洗顔やあぶらとり紙などでケアしすぎてしまうと、肌はさらに乾燥を防ぐために皮脂を分泌するという悪循環に。

 

インナードライを改善することによって、過剰な皮脂分泌を抑え、健やかな肌に保つことができます。

 

インナードライを改善するには?

肌の奥が乾燥しているインナードライの改善は、まず、適切な保湿が大切です。

 

クレンジング、洗顔によって清潔に整えた肌に、化粧水、乳液、クリームを使用してしっかりと水分補給&フタをします。

 

保湿スキンケアをきちんと行うことによって、肌の奥にしっかりと水分を届けましょう。

 

脂性肌の方はクリームを避けがちですが、クリームでフタをすることによって、水分蒸発を防ぐために発生する皮脂を軽減できることがあります。

 

普段クリームを使用しない方は、はじめのうちベタつきが気になるかもしれません。

 

ですが、肌の適切な保湿ケアサイクルを作るためにも、ぜひ継続実施してみてください。

 

また、季節問わず利用されているエアコンによって、日中も肌は乾燥しやすい状況に置かれています。

 

メイクの上からでも使用できるスプレータイプの化粧水などを利用してこまめに水分補給をすることも大切です。

 

夏は汗を拭き取ってから、冬は乾燥を感じる前に実施しましょう。

 

美容液を使用してさらにインナードライに働きかける

肌の奥の乾燥は、単純に水分が不足しているだけではなく、肌が水分を保持するための美容成分が不足しているという場合があります。

 

コラーゲンやセラミドなど、保湿に欠かせない美容成分は、年齡とともに自然に減少してしまいます。

 

外側からの補給として美容液を利用したり、食事やサプリメントによって内側から美容成分をサポートすることによって、インナードライを防ぐ肌作りができます。

 

美容液は商品によって使用するタイミングが異なります(洗顔後一番に使用する、化粧水や乳液の後に使用する等)。

 

きちんとしたタイミングで使用しないとうまく肌の奥まで浸透しないということがありますので、使用する美容液の使用方法を必ず確認してください。

 

インナードライは深いシワの原因にもなるので要注意

シワができてしまう原因のひとつが、肌の乾燥です。

 

インナードライによって肌の奥の乾燥が作るシワは、肌表面の乾燥によってできるシワより深い部分にできてしまいます。

 

脂性肌の方で深いシワが見て取れる方は、インナードライの改善がシワの改善にもつながります。

 

皮脂のケアにも一工夫

皮脂の分泌は気になりますが、これがインナードライによるものである場合は、ケアしすぎるのも逆効果になってしまいます。

 

あぶらとり紙ではなくハンカチを利用したり、低刺激の洗顔料を使用するなど、皮脂を落としすぎないケアに切り替えてみるのも効果的です。

 

インナードライを防ぐスキンケアのまとめ

肌の奥が乾燥するインナードライは、肌質問わず起こる症状です。

 

乾燥肌の方はもちろん、脂性肌・混合肌の方も皮脂分泌のケアにとらわれず、きちんと保湿ケアを行うことが肌質を安定させることにもつながります。

 

インナードライは、冬など乾燥が気になる季節だけでなく、暑さでスキンケアを怠りがちな夏にも起こります。

 

通年通してきちんと保湿ケアを行うことでインナードライは改善できますので、ぜひスキンケアを見直してみてください。

 

 

今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。