夏の間に海やプールで日焼けした方は多いと思います。
今年は雨の多い夏でしたが、だからこそ晴れた日には日光浴を楽しんだという方も多いのではないでしょうか?
日焼けした小麦肌も素敵ですが、季節が変われば美白へ戻したいですよね。
秋冬美白へ肌のスイッチを切り替えましょう。
秋冬美白への5つのポイント
美白への道は一日では難しいですが、毎日のお手入れをこまめにすれば決して遠い道のりではありません。
そこにはいくつかのポイントがありますので、ご一緒に見ていきましょう。
1 ターンオーバー
お肌は一定の周期で新しい細胞が作られます。
この周期で入れ替わることをターンオーバーと呼びますが、お肌の場合はおよそ28日の周期で行われます。
今は小麦色の肌でも、全く日焼けしない状態なら28日後には新しい白い肌に生まれ変わるということになります。
しかしターンオーバーがきちんと行われないと、小麦肌のまま定着してしまったり、部分的にシミが残ったりとトラブルになります。
特に20代後半からはターンオーバーが乱れがちになりますので、注意が必要ですね。
そこでお肌のターンオーバーを正常に保つために注意したいことがあります。
それは
- 睡眠をしっかりとる
- バランスのいい食事
- ストレスフリーな生活
の3つです。
お肌のターンオーバーに大きく関わるホルモンは、この3つのバランスで成り立っています。
どれか一つが欠けても、きちんと働くことができなくなり、お肌のトラブルにつながるのです。
忙しい毎日でも1時間でも早く寝ることや、栄養のある食事を摂ることを意識しましょう。
2 角質除去パック
小麦肌は健康的に見えますが、実は肌表面が軽く火傷をしたような状態になっています。
急に日焼けをすると皮がむけると思いますが、火傷して水分を失った角質がカサカサになってしまうためなのです。
ターンオーバーが正常でないと、このカサカサな角質が肌表面に残ったままになり、小麦肌というよりもクスミ肌に見られてしまう可能性もあります。
これらを避けるためにも、古い角質はさっさと取り除いてしまいましょう。
そこで有効なお手入れは
- タオルパック
- 泥パック
- ピーリング
です。
「タオルパック」は、温めたタオルと冷たいタオルを交互に顔にのせるパックで、温冷の刺激が角質を柔らかくしてはがれやすくします。
「泥パック」は細かい泥の粒子が肌表面の角質に密着し、洗い流すと同時にはがれ落ちやすくなります。
「ピーリング」は目に見えてポロポロとはがれる気持ちよさがありますが、こすりすぎると刺激が強いのであくまでやさしくなでる程度にしましょう。
刺激が強いと、肌の炎症につながるので逆効果です。
3つのパックのうち、続けやすい物を選んで週に2~3回のペースで行うとより効果が期待できますよ。
3 保湿
小麦色に焼けた肌は、とても乾燥しやすい状態になっています。
というのも、一度紫外線でダメージを受けた肌を正常な状態に戻そうとして細胞が活発に働くためです。
細胞が活発に働くときにはたくさんの栄養と水分を必要としますので、普段の水分では足りないということですね。
しかも夏から秋への季節の変わり目は、ただでも空気が乾燥してきます。
ぼやぼやしていると、小麦色のカサカサ肌になるだけです。
そこで秋冬美白への近道は、とにかく肌に水分を補給してあげることがポイントです。
効率的に水分を補給するために、まずは洗顔を意識しましょう。
強い成分の洗顔料は肌内部の水分や皮脂まで取り除いてしまいます。
天然の成分のみで作られた洗顔料をしっかりと泡立てて、優しくなで洗いしましょう。
そして洗顔後は素早く水分を補給します。
とろみのある化粧水は、肌の奥深くまで水分が届かないことがありますので、できればさらっとしたタイプの化粧水がおすすめです。
美白をかなえるには、肌の表面だけが潤っても意味がないのです。
パシャパシャとつけられる化粧水を、たっぷりと肌に入れてあげることで、肌細胞の奥にまで水分がいきわたります。
昼間乾燥したと感じた時にも、化粧水をつけるといいですね。
最後は油分のふたが必要なので、クリームを薄くのばしておくと効果的です。
4 メラニン色素を眠らせる
小麦肌になるために活発に働いたメラニン色素ですが、美白を目指すためにはちょっとお休みしてもらいたいですよね。
メラニン色素は紫外線を感知すると活発に働きますので、毎日のケアで動きを抑えてしまいましょう。
そのために必要なことは
- 日焼け止め
- ビタミンC
- 目を守る
の3つです。
「日焼け止め」は1年中必要です。
夏ほど強くはなくても紫外線は1年中降り注ぎますので、たとえ屋内でも日焼け止めだけはつけましょう。
お顔全体につけるには、手の平に出した時に500円玉くらいの大きさになる量の日焼け止めクリームが必要です。
この量を朝、午前中、午後と定期的に付け直しましょう。
ただ、あまり強い日焼け止めをつける必要はありません。
SPFは20~30、PAは++であれば、日常の紫外線を防ぐことができます。
強すぎる成分は、お肌への刺激も強いので、こちらを目安に選ぶことをおすすめします。
「ビタミンC」は肌のターンオーバーを助ける栄養として大切なものです。
またメラニン色素を抑えるためにも有効との研究がありますので、毎日の食事で意識したいですね。
化粧水によってはビタミンC誘導体で、お肌に直接ビタミンCを取り入れることもできますので、合わせて試してみたいですね。
「目を守る」ことも紫外線対策につながります。
目の中の角膜が紫外線をキャッチすると、肌細胞にメラニン色素を作る指令が下されます。
この指令を防ぐためには、大きめのサングラスやUVカットのグラスを選んで、屋外では常にかけておくといいでしょう。
5 血行促進
美白を目指すためには、肌へ十分な栄養を送ることが大切です。
肌の栄養が足りないと、十分なターンオーバーが行われなくなるためです。
肌に大切な栄養を運ぶのは、「血液」です。
私たちの体を巡る血液が足りないと、貧血のように青白い顔色になりますし、くすんだような顔色になってしまいますよね。
大切な血液をしっかりと肌に届けることを意識しましょう。
まずは何より貧血にならないように、しっかりと食事から栄養を摂ることが肝心です。
女性は自覚症状がなくても貧血になっている場合がありますので、心配な方はお近くの婦人科を受診して治療を受けましょう。
きれいな血液が体を巡るようになると、それだけで顔色が明るくなりますし、小麦肌から美白へ素早く切り替わることにつながります。
体の表面のお肌へ効率よく血液を巡らせるには
- 体を温める
- 適度な運動やマッサージ
がとても効果的です。
お風呂に入って温まったり、生姜の入ったお茶を飲むなど、体の内側から温めるとじんわりと効いてきますね。
またしっとりと汗をかく程度の適度な運動や、肌表面をやさしくマッサージすると、より血液の巡りがよくなりますので、毎日の習慣にしたいですね。
まとめ
今まで小麦肌で夏を満喫した方も、まだまだ夏を感じていたい方も、季節は確実に秋から冬へと移り変わります。
あっという間に駆け抜ける夏をお肌に残さないよう、きちんとお手入れして、秋冬美白へいち早くお肌をスイッチしてくださいね。
今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。