20代のころは、スキンケアを意識しなくても「しわ」や「乾燥」とは無縁だったかもしれません。
しかし30代後半を過ぎてくると、目の周りに小じわが増え、ほうれい線も目立つようになってくるかもしれません。
「私もそろそろエイジングケアをしたい」と思っても、エイジングケア用のスキンケア化粧品は高額であったり、香りが好みでなかったりして、なかなか手が出ない人も多いのではないでしょうか。
今回は、いつも使っているオールインワンゲルにひと手間加えるだけでエイジングケアをする方法を紹介します。
「乾燥とごわつき」のエイジングケアなら「ブースター化粧水」を併用!
エイジングケアをしたいと思い、いつもよりも高額なオールインワンゲルを使ってみても、肌自体が乾燥してごわついていては、お肌になかなか浸透せず効果が感じられにくくなる可能性があります。
どんなに高額なスキンケア化粧水を使っても、お肌に浸透しなければ意味がないのです。
「お肌に届いていない」と感じたならば、ブースター化粧水を併用してみましょう。
ブースター化粧水とは、化粧水や乳液などのスキンケア化粧品の浸透をよくするために使う、いわば「化粧水の下地」みたいなものです。
清潔に洗い上がった素肌に、ブースター化粧水を最初にのせます。
そうすることで、ブースター化粧水がお肌に浸透して、その上に重ねるスキンケア化粧品の浸透を高めてくれるのです。
ブースター化粧水は、さまざまな名前で市場に出回っています。
例えば「ブースターローション」のように「ブースター」という言葉が直接入っている商品もあれば、「導入美容液」のように「ブースター」が「導入」という言葉に置き換わっていることもあります。
ブースター化粧水を使うときには、本当にそれがブースター化粧水なのかを確認してから使うようにしましょう。
そして、ブースター化粧水を使うときには大切な注意点があります。
それは、ブースター化粧品を化粧水として使わないということです。
ブースター化粧水は、あくまで「導入」が目的であるため、スキンケアの効力を発揮する化粧品は、ブースター化粧水の上に重ねられたものになります。
ブースター化粧水の上には、好みのオールインワンゲルをしっかりとのせてスキンケアを行いましょう。
上手なブースター化粧水の選び方
ブースター化粧水とオールインワンゲルを併用するときには、香りの相性で選ぶといいでしょう。
ブースター化粧水の中には、香りがついているものもあります。
オールインワンゲルも香りがついていることが多いため、両方とも香りがついているとお互いがぶつかり合ってしまうのです。
どちらかの香りが好きならば、一方は無香料の商品を選び、香りがぶつからないようにするといいでしょう。
また、ブースター化粧水にはさまざまな質感の商品があります。
化粧水のように水状のサラッとしたタイプもあれば、透明感あるオイルタイプのブースター化粧水もあるのです。
ほうれい線や小じわが気になる人のエイジングケアならば、乾燥に対処するためにも「オイルタイプ」のブースター化粧水を選ぶといいでしょう。
エイジングケアに興味を持つ年代の方は、お肌は乾燥しているのに油分だけは多く感じられる状態かもしれません。
油分のべたつきがきになるのに、さらにオイルタイプのスキンケア化粧品を使うことに抵抗を感じる人も多いでしょう。
しかし、べたつきが気になるということは、お肌が乾燥しがちであるためお肌が一生懸命に皮脂を分泌している可能性も考えられます。
オイルタイプのブースター化粧水を使うことで、油分を上手に補い、べたつきも抑えられるかもしれないのです。
オールインワンゲルとブースター化粧水のどちらにお金をかけるべきか
オールインワンゲルを使うメリットは、化粧水や乳液を個々に購入するよりも経済的に安く済むということでしょう。
しかし、ブースター化粧水も合わせて使うことになれば、ブースター化粧水のための出費もプラスされます。
オールインワンゲルもブースター化粧水も価格帯は幅広いため、両方とも高額商品を選べば一番安心できるのかもしれません。
ブースター化粧水の中には、30mlで1万円以上の商品もあります。
しかし、そんなにお金がかけられないときには「ブースター化粧水」のほうにお金をかけたほうがいいかもしれません。
なぜならば、どんなにオールインワンゲルにお金をかけたとしても、それがお肌に届かなければ元も子もないからです。
オールインワンゲルの効果を感じるためには、まずは「お肌に浸透させる」ことが第一歩になります。
ブースター化粧水を使って、しばらくたってから「肌状態が変わってきたかな」と思えたら、オールインワンゲルにもおかねをかけてみてもいいのではないでしょうか。
エイジングケアは、お肌に不足してきたものを補うことでお肌にハリとつやを与えるケアではないでしょうか。
お肌に直接補うものだからこそ、質のいいものをお肌の奥まで浸透させたいものです。
今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。