日本人に多い混合肌ー部分別スキンケアのポイントを押さえよう!

ファンデーション
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洗顔後お肌がつっぱると感じる女性は多いようですが、どこがつっぱるかはっきりとわかりますか?

 

いつも同じところばかりつっぱってしまい、他の部分はテカテカ…こんなことありませんか?

そうだとしたら、あなたのお肌は「混合肌」かもしれません。

 

日本人に多い混合肌

肌質というのは大きく分けて4つあります。

 

普通肌、乾燥肌、脂性肌、乾燥性脂性肌(いわゆるインナードライ肌)の4つです。

 

もちろん何もトラブルのない普通肌が一番だと思いますが、一年を通して何もトラブルのない普通肌という女性は少ないようです。

 

そして日本女性の肌に意外と多いのが、先ほどの「混合肌」です。

 

「混合肌」とは、部分的に乾燥し、部分的に油分が多い肌の状態を指します。

 

例えばTゾーンはファンデが流れるほど脂っぽいのに、頬や口周りには粉が吹くほど乾燥している、といった状態です。

 

ここまで極端な状態でなくても、オイリーな部分と乾燥する部分を感じるようなら、混合肌と言えます。

 

実は日本人は混合肌の方がほとんどです。

 

原因としては、季節の変わり目や生理周期によるホルモンバランスの乱れや、ストレスによって肌機能が落ちていることなどがありますが、部分的に肌の状態が違うのは、何も特別なことではないのです。

 

しかし多くの方は、自分が気になる部分のケアをすることばかりに偏りがち。

 

ここに肌の状態が安定しない原因が隠れているのです。

 

混合肌には部分別のケアが大切

大切なことは、「混合肌には部分別のケアがある」と意識することです。

 

まずは普段のスキンケアを思い出してみましょう。

 

例えば乾燥が気になっている女性が洗顔をする場合、脂を取りすぎないようにマイルドな洗顔料を使い、洗顔後はたっぷりと化粧水とクリームをつけていませんか?

 

またオイリー肌が気になっている女性が洗顔をする場合、脂を根こそぎとるようにごしごし洗い、洗顔後は化粧水だけで済ませていませんか?

 

ここで問題になるのは、「顔全体を同じケアで済ませてしまう」ということです。

 

部分的に状態の違う肌を、一辺倒のやり方でケアしていては、どんどん差が開いてしまう可能性があります。

 

乾燥した部分はカサカサに乾燥し、オイリーな部分は午後にはメイクもできない…!

 

そんな状態になる前に、正しいケアに切り替えましょう。

 

混合肌のスキンケアを覚えよう!

混合肌にはいくつかのパターンがあります。

 

「普通肌+乾燥肌」「普通肌+脂性肌」「乾燥肌+脂性肌」などです。

 

インナードライ肌も加わると、もう少し多くなりますね。

 

これらのパターンそれぞれに、別々のケア方法があると考えましょう。

 

ご自分の肌の状態がどこに当てはまるか考えて、部分別ケアをします。

 

1 洗顔

洗顔の基本は、どんな状態でも「モコモコ泡でやさしくなで洗い」が基本です。

 

決してごしごしこすらないようにして、肌を労わる洗い方を意識してください。

 

そして混合肌の洗顔は、洗う順番に注意が必要です。

 

ぬるめのお湯で顔を濡らした後、泡をのせていきますが、最初にオイリーな部分にのせます。

 

最も洗浄力の強い泡でオイリーな部分をなで洗いし、その後で乾燥する部分を洗うという順番です。

 

こうすることで泡が肌につく時間を調節し、肌に必要な油分を整えることになります。

 

2 化粧水

洗顔後の化粧水はしっかりとつけましょう。

 

ただ「乾燥肌+脂性肌」の方はどんな化粧水を使えばいいのか迷いますよね。

 

おすすめはしっとりタイプの化粧水です。

 

オイリー肌にはさっぱりタイプを使いたくなりますが、実はしっとりタイプできちんと保湿をすることが大切なのです。

 

脂性肌と思っている部分は、実はインナードライだったという方も多く、肌の内部では乾燥している可能性もあります。

 

また肌の水分バランスが整うことで、毛穴が引き締まり、皮脂の分泌が落ち着く場合もあります。

 

保湿というのは肌の健康にとって、最も大切なことなのです。

 

皮脂の多い部分にも、安心して化粧水をつけてください。

 

十分に保湿ができたら、最後のクリームの量だけは部分使いしましょう。

 

乾燥する部分には「しっとりする程度」、皮脂の多い部分には「極々薄くつける」ことで、水分の蒸発を防ぐことができます。

 

3 メイク

お出かけ前のメイクは部分別のケアをしましょう。

 

ポイントは下地選びとファンデのつけ方です。

 

(1)下地

下地は先ほどの化粧水と同じく、保湿力の高いものを選びましょう。

 

日中はなかなか基礎化粧品を付け直すことまでできませんよね?

 

それならば朝のメイク前に保湿力を高めておくと安心です。

 

ただしオイリーな部分には「薄付き」がポイントです。

 

下地をつけすぎると皮脂と混ざりあい、ファンデのヨレにもつながりますが、下地から薄付きにすることでメイク崩れを軽くできます。

 

乾燥が気になる部分には厚すぎない程度に、しっかりとつけましょう。

 

下地をつけた後には、手の平全体を顔に押し当てて、下地がきちんと肌になじむように落ち着かせることも大切です。

 

(2)ファンデーション

まずファンデを選ぶときには、肌の部分によって使い分けると安心です。

 

乾燥肌の方はリキッドタイプ、オイリー肌の方はパウダータイプを使うことが多いと思いますが、混合肌は部分的に使い分けることが理想です。

 

しかし、一つだけ使いたいという場合には、保湿力を重視したタイプのパウダーファンデーションがおすすめです。

 

パウダーファンデーションは毛穴の奥まで入りこみにくい代わりに、落としやすいという特徴があります。

 

洗顔で簡単に落ちると肌への負担も減りますので、混合肌の繊細な状態にも合っていると言えます。

 

また脂浮きを抑える効果を高めたジェルタイプも発売されていますので、時間の余裕がある時にはこちらも兼用するといいですね。

 

パウダータイプもジェルタイプも、商品の表示を確認してから購入してくださいね。

 

しかし忙しい朝に2種類を使い分けるなんてできない!という方もいるかと思います。

 

そこでファンデをつける時に、ちょっとしたひと手間をかけてあげましょう。

 

ファンデーションをつけるときは、パフで伸ばす女性がほとんどではないでしょうか?

 

しかし部分的に状態の違う肌の場合は、トントンと置くようにカバーすると効果的です。

 

パフを小刻みに動かして、顔の一か所一か所にのせていくイメージでカバーしましょう。

 

ファンデの後には、皮脂を吸着するためのパウダーを顔全体にのせていきます。

 

乾燥が気になる方はオイリーな部分だけに使ってもいいでしょう。

 

朝のひと手間が日中のメイク崩れを防ぐことにつながりますので、ぜひ今日から試してみてくださいね。

 

混合肌のスキンケア まとめ

混合肌のためのスキンケアをご一緒に見てきましたが、いかがでしたか?

 

Tゾーンはテカるのに、Uゾーンはつっぱる!という女性はとても多いですが、部分別ケアがあることは意外と知られていません。

 

そのため気づかないうちに肌の状態が悪くなってしまう方も多いようです。

 

そうなる前に肌の状態にあったスキンケアを取り入れて、いつでもトラブル知らずなお肌を手に入れたいですね!

 

 

今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。